早期英語教育 ルンクリ

将来英語で困らないようにと、バイリンガル教育に熱心なご家庭もあります。

英語を取り入れる幼稚園も多くなっていますが、中でも外国人講師が英語で保育を行うインターナショナル・プリスクールは、低年齢児から「英語漬け」の生活が送れるため、人気が高まっているようです。

しかし英語の早期教育にはメリットがある反面、デメリットとして、母国語の習得が遅れるのでは?という懸念の声もあります。

幼児期の早期英語教育について賛否両論ある中で、親はどのようにしていけばいいか考えてみましょう。

インターナショナル・プリスクールなどの「イマージョン教育」

早期英語教育 ルンクリ

日本に住んでいても普段から英語を使う生活をさせたい、と幼児の頃からインターナショナル・プリスクールなどへ通うご家庭もあります。

「インターナショナル・プリスクール」とは、全て英語で保育を行う施設です。
早いところでは0歳児から受け入れ可能のスクールもあります。

英会話教室で「英語を習う」のとは違った、英語での生活に浸りきった状態(イマージョン)で、子供達は生きた英語を自然に身につけていくことができるのです。

こういった教育を「イマージョン教育」といい、カナダで第二言語であるフランス語を習得する際に用いられたことから始まり、現在は世界各地で行われています。

低年齢児は耳にしたままの音そのままで話すので、通っているお子さんのネイティブ並みの発音に驚かされることでしょう。

ただし、そのバイリンガル教育には懸念の声もあるのです。

母国語習得の懸念

早期英語教育 ルンクリ

イマージョンプログラムは、家庭内での母語の使用、国語の授業など、母語の習得環境が十分整っている前提で、第二言語の習得を目指すものです。

しかし母国語の習得が未熟なままに英語中心の生活を送った場合、子供達の日本語の習得に問題があるのではないかとも言われています。

人間は、脳だけでなく他の器官も、5歳位までに母語を習得するための基本的な機能が形成されるそうです。
その時期に日本語中心か、英語中心か、母国語によって、人間の器官形成にも影響が出るというのですから驚きですよね。

10歳までに人間の語学中枢は完成すると言われているので、それまでに母国語をしっかりと作る必要があります。

母国語はその言語が持っている感覚や特徴なども理解できる、人が思考するための基礎言語となります。
人間は言語によって思考しているので、言葉を知らなければその概念自体も理解できないのです。

スポンサーリンク





「ダブルリミテッド」「セミリンガル」とは・・・

早期英語教育 ルンクリ

母国語の習得の遅れとは、英語と日本語どちらも未熟な状態でいると、どちらの言語もうまく使えない「ダブルリミテッド」または「セミリンガル」になってしまう可能性があるのです。

「ダブルリミテッド」とは、母国語を習得しないまま外国語を習った場合、どちらの言語も年齢相応の言語能力がついていない状態です。

ダブルリミテッドになると、誰とも十分な言語的コミュニケーションが取れず、深刻な場合、自我が確立できないために精神的に不安定になったり、心や知能、理解力の発達が遅れるなど根深い問題に苦しむことになります。

では、そうならないためには何が必要なのでしょうか。

【海外赴任などに伴い英語圏で生活する場合】

海外で生活する際には「子供がバイリンガルになれるかも!」と期待してしまう一方、日本語教育も継続することが大切です。
家族とは日常会話レベルでは話せたとしても、成長すれば、漢字や敬語など、年齢相応の日本語力がやはり必要になってきます。

いずれ帰国した際に困らないように、現地で日本語の学習を継続する努力をされているご家庭は多いようです。

【ハーフのお子さんの場合】

国際結婚のご家庭では、父親(英語圏出身)とは英語で話し、母親(日本人)とは日本語で話す、というように、「話す相手」と「話す言語」の徹底をしているところも多いようです。

お子さんが混乱しないためには、一人が多言語を使用するよりも、「話す人」を固定する方がいいと言われます。

以上のように幼い頃から英語と日本語の生活をしていて、バイリンガルに育つケースもあります。

幼い時期に英語を教えるのが問題なのではなく、どちらも中途半端になっていないか、バイリンガル教育のつもりがダブルリミテッドの要因になっていないか、このような危険性もあることを踏まえ、しっかりお子さんに向き合っていきましょう。

まとめ

・ 0歳児からでもできるイマージョン教育ですが、母国語の習得の遅れを懸念する声もあります。

・ 母国語は、その人の基礎言語となるため、しっかり習得する必要があります。

・ 母国語も外国語も中途半端な場合、どちらも年齢相応の言語力を持たない「ダブルリミテッド」になる可能性があります。

・ その危険性を知った上で、お子さんの英語教育について考えていきましょう。

(コラム*コアラさん、子供の英語教育に力を入れているママライター)

幼児の英語教育法 口コミと評価 ランキング