産後クライシス 産後離婚 ルンクリ

産後2年以内に離婚することを産後離婚と言いますが、その離婚率、どれくらいか知ってますか?

なんと35%!なんだそう。驚きです。でも私は、なんかわかるなあ…という気が。

出産と言えば、「幸せな家族のはじまり」というイメージですが、そこを境に危機に陥っていく夫婦が多いということ。こんなはずじゃなかったって。誰だって、幸せな家庭、築きたいと願って結婚したはずなのに。

初めての出産から9年、私も、今思えばあの時まさにクライシスだった、と言えます。誰でも通る道?それとも回避できる道はある?

「産後クライシス」って何? どうして起こるの?

産後クライシスの「クライシス」とは、「危機」という意味で、産後2,3年の間に夫婦仲が悪化すること、を言います。2012年にNHKの「あさイチ」で初めてつかわれた造語とのこと。ですが、こういう状況は今に始まった現象でないことは確か。

なのに、なぜ、いま注目されるようになったのでしょうか?

産後クライシスの原因は、主にこんなことが理由とされています。

・出産後のホルモンバランス変化

産後急激にホルモンバランスが崩れ、情緒不安定になる。些細なことで不安になったり、イライラしたりする。また赤ちゃんを守るために、周りを敵と思い込み、夫を避けるようになることも。

・育児に対する考え方の違い。親になった自覚の違い

母親は、妊娠時期から体の変化に伴い徐々に親になる心構えができていくといわれる一方で、体の変化がない父親は、それに比べると自覚しにくい。そのため、育児にもどのように参加したらいいかなど、考え方にギャップが出てくる。

・社会の変化

夫の育児が当たり前のように言われる社会になり、他の家庭のイクメンぶりと自分の夫の差を感じてしまう。妻は夫に休みの日には育児に参加して欲しいものの、一方で意外に男性の労働時間は減っておらず、夫は育児にも協力したいが、滅多にない休みに体を休められず、ストレスもたまる状況。

ホルモンバランスの変化は昔と変わらないのですが、社会の変化によって、明らかになってきたことなんですね。周囲の意見に振り回されてしまう、といった問題もあるようです。

ガーン!!旦那が汚く思える

私の場合、産後なぜか夫を汚い、と感じるようになっていました。近寄ってきたら避けていました。出産まではそんなことはなく、自分でも「どうしてこんなふうに考えてしまうの⁉このまま夫を嫌いになるのでは⁈」そういう葛藤もありました。原因がわからないので、口にもできません。

自分ではその時はこう言い聞かせていました。生まれたばかりの赤ちゃんって、肌スベスベで、耳も鼻も体のパーツすべてが、ちっちゃくて、とっても可愛い。穢れの無い存在。それと引き換え、夫は大きいし汚いし、臭い(笑)存在、と比較してしまっている。

比較すること自体、間違いだったんでしょうけど、その時はそう思えて仕方なかったのです。

これもホルモンバランスが影響していたのか、と思えば妙に納得できます。

今現在は、もう40歳も半ばのさほどキレイでない夫でも(笑)、あの時みたいに「近寄らないで!」的な感情はないので、それは間違いありません。

そのホルモンの影響、もし知っていたら、だいぶ関係も違っていたのかも、と思います。

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産後変わるのは、母親だけではない?

母親は産後、ホルモンの影響で変化があると書きました。

私のは、義母曰く、もともとかなりの神経質だったらしいのですが、付き合って結婚して出産するまでは、さほど気になるほどの神経質さを私は感じなかったのです。ところが赤ちゃんが生まれた途端、それが一気に戻ってきたのか、極端な神経質ぶりを発揮し始めました。

たとえば、赤ちゃんを触る前には必ず手を洗う。危険なものは一切置かない。階段は常にガードで、一人で降りられるようになっても必ず傍についている…などなど。わが子を守るための本能的な行いであると思いますが、もうかなりしつこく、こちらもものすごいストレスに。

しかも、今までとガラッと替わり、口調がきつく「私のこと何だと思っているんだろう」という口ぶり。私は赤ちゃんの母親だぞ、もっと大事にしろ、と不満に思っていました。そう言われるとこちらもきつい口調になってしまい、売り言葉に買い言葉、かなり関係はギスギスしていたと思います。

育児には、自分が育ってきた環境が大いに影響する

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産後は夫の協力は不可欠、ですが、積極的にしてくれる人とそうでない人、言えばやる人、言ってもやらない人、色々いると思います。

夫がどんな環境で育ってきたのか、育児に対してどんな考えを持っているのか、そういうのはとても影響してくると思います。

産後クライシスになったという私の知人。ご主人は、妊娠中も出産後も子供に対して全く無関心だったそうです。そのご主人は、幼い時に母親を病気で亡くされ、父親も無関心でお姉さんがほとんど面倒を見てくれたとのことで、おそらく愛された実感なく育ったので、わが子ができても、どう愛情をかけたらいいのか見当もつかなかったのではないでしょうか?

誰もが親になるのは初めての経験。最初からできる人なんていませんよね。
相手の心境なども思いやることが必要なのかもしれません。

産後クライシスは夫婦にとって必要?不要?

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こんなギスギスした関係、なければ一番いいのですが、なってしまったらもう仕方ないです。
ひどい場合は離婚に発展してしまいますが、誰もが離婚したくて結婚し、子供を作るわけではないですよね。

本当はその状況を乗り越えたいと悩んでいる、でもその方法がわからない、という方が多いのではないでしょうか。

私は、産後クライシスだった時、こう考えて自分の気持ちを持ち直していました。

血の繋がった家族でさえ、問題は色々ある。それが20年、30年と全く別の環境でそれぞれ生きてきた男女が、結婚を機に問題なく生活する、という方が難しいのかも。上手くいかなくて当たり前だけど、だからこそ、その問題を乗り越えた時、血の繋がり以上の素晴らしい関係になるのではないか、ということ。そこには、この人と大事な関係を築くんだ!という信念が必要なのかもしれません。

まとめ

1. 産後クライシスは、産後のホルモンバランスの変化によるものが大きいですが、最近は社会的な影響が原因ともなっています。周りの意見などに振り回されないことも必要です。

2. 夫を避けるようになるのは、赤ちゃんを守ろうとするホルモンの影響。しばらくしたら落ち着くかもしれませんが、そんな気持ちを夫婦で話し合うのがいいかもしれません。

3. 産後は母親だけでなく父親にも変化があるかも。子供を守る、という目的は一緒ですから、よく話し合いを。

4. 子育ては自分の育ってきた環境も影響します。最初から親になるわけではなく、親になっていく、と考えるくらいがいいかもしれません。

5. 産後クライシスになってしまったら、その時はしんどいかもしれないですが、でも問題の無い家族を作る方が難しいかも。あって当たり前!くらいに考えたら楽になります。

産後クライシスという言葉、出産前に知っていたらなあ、私は思っても仕方ないですが、これから結婚して子供を産みたいと思っている、出産を待っている夫婦にはやはり、知っておくべきこと、なのだと思います。

(コラム*りんごさん、小学生の2人の女の子がいるママライター)