住宅ローン 賃貸 ルンクリ

「今は金利が安いので買い時」という人もいれば、「少子化で住宅需要は減るから賃貸のままの方がお得」という人もいて、どちらが本当か、悩んでしまいますよね。

実際にマイホームを購入してみて、初めて分かることを元に、賃貸と持ち家の比較をしてみました。

マイホームは「条件を満たせば」いろいろお得

マイホームの購入と言っても、様々な買い方があります。一般的な新築物件の他にも中古物件の購入などがあります。

新築物件で一定の基準を満たした住宅なら購入後、一定の制限はありますが「住宅ローン減税」という措置が現在は取られていて最高10年間、年末調整の際には第2のボーナスと言われる程の税金の還付があります。

また、省エネ基準を満たせば、エコポイントが貰えて旅行券や商品券として利用できることも取りあえず当初予定より1年延期になっています。契約日やどんなエコ対応等制約は多いですが、条件を満たせばエコポイントが貰えてポイントに応じた商品券などに活用できます。

お得なのはそれだけではありません。親や祖父母からであってもお金を年間110万円以上貰うと贈与税の対象になりますが、住宅購入資金にする場合は基準をクリアした良質な住宅であれば最大3000万円が非課税になります(ただし制約がいろいろある上平成31年6月迄)

このように様々な制約がありますが、それさえクリアすると住宅取得は実際の価格以上にお得に購入できるため、実際の価格よりも実質的な自己負担が少なく済む可能性がとても高いです。

賃貸住宅は住宅ローンを組よりお得に借りられるケースが多い

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日本は人口減少期に差し掛かり、1人世帯の数が大幅に増えています。そのため中古一戸建てが空き家のままの状態で放置されることもしばしばです。政府はそうした住宅の中から保存状態の良い住宅を安く子育て世代に供給する仕組みづくりをしています。

それでなくても、同じ間取りなどの条件が同じならマンションよりも一戸建ての方が安いのは一般的に良く知られている所です。

また、人口減の中で多くの地域で賃貸物件の過剰感があります。つまり空き室が余っていて、借り手市場なので家賃相場が下落している地域が広い地域で見られる現象です。借金して金利分まで支払って家を所有することに魅力を感じない人も多いことでしょう。

持ち家はいいことばかりでもない

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家を所有すれば固定資産税を支払う必要があります。

地震保険に加入していても家を再建するには程遠い額の保険金しか貰えません。何故かというと、十分な資金が地震保険に貯まる前に次の大地震が起きてしまうためです。

つまり日本に家を所有すれば建て替え費用を見据えて準備する必要があります。仮にマンションを購入しても修繕積立黄だけでは日常的なメンテナンスの範囲の費用にしかなりません。大規模修繕や建て替え費用などになると一戸当たり数百万単位の費用が修繕積立費の他に必要な事も珍しくありません。

住宅ローンを払い終わる頃に大規模な修繕が必要になるのは、木造でも鉄筋コンクリートでも同じことです。家のメンテナンス費用は計画的に用意しておかないと、終の棲家に出来ません。結局生涯で家の維持費(メンテナンスや固定資産税等)のトータルが住宅購入費用に匹敵することも珍しいことではありません。

賃貸住宅は老後の暮らしで家賃負担が重くのしかかる

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では、賃貸ならお得かというとそうとばかり言っていられません。転居は自由に出来ますが、逆を言えば大家さんの都合などで転居しなければならない事情も多々発生しがちです。

引越し費用は数十万円の出費になるので、生涯で引越しの回数が多いのは出費も嵩む上に、子供の学校の問題などもあって、転居先を探すのが難しい場合も珍しくありません。

また、賃貸住宅では、設備面など自由に変更出来ないので自宅の給湯器をエコタイプの物に変更したくても実際に出来なくて不経済な面が発生しがちという現実があります。

若いうちはそうした住居に対する「小さな」不満をなんとかやり過ごせば何とかなっても、定年退職して年金生活になると家賃負担は重くのしかかるようになる事は明白です。

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住宅は購入しても賃貸でも出るお金に大差ないというのが正解‼

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はっきり言いましょう!

「家を買うのと賃貸とどちらが『お得』かは、はっきりと判定できる人はいません。」

なぜならば、政府が将来移民を受け入れれば一挙に住宅事情は変わって、住宅需要が逼迫する地域は住宅不足に悩むことになります。しかし今の時点でそれを「間違えずに予言出来る人はいません」

実際に家を購入して住んでみると賃貸でなら大家さんに修繕や備品のメンテナンスの責任があるのに対して、自分で手続きから工事の立ち合いや出費は案外ストレスに感じるものです。確かに老後の家賃の支払いの心配は必要ありませんが、逆にメンテナンスの心配をする必要があるので、どちらも同じかと思います。

持ち家か賃貸かは個人の志向で決めるのが一番良い

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引っ越しが面倒くさい人や、新しい住環境に変わるのが負担に感じる方、思い切り好きなペットと気ままに暮らしたい人には持ち家がオススメです。

今はペット飼育可能なマンションなどもありますが、住人の皆がペット大好きかというとそうでもないので、住民同士の問題に発展するケースもあります。

一方、引越しが苦にならない人や、転勤の可能性が高い人の場合、持ち家は負の資産になりがちなので、新規に買うことは控えた方が賢いでしょう。賃貸であればほとんどの地域で借りて市場なので、家賃交渉も強気で出来るものです。

どちらが良いかライフスタイルで選択していけば良いのではないでしょうか?

まとめ

1. マイホーム購入は条件をクリアすればお得に購入できる。

2. 賃貸住宅は借り手市場が一般的で買うコストに比べてお得な家賃で住める

3. 持ち家は維持コストがかかる

4. 賃貸は老後も家賃を払い続けるのが負担になるのが懸念

5. 持ち家と賃貸どちらが得かは誰も分からない

6. お得かどうかよりライフスタイルで持ち家か賃貸か選択すればよい

住まいに関しては「お得かどうか」という金銭以外の価値観も重要なポイントだと思います。絶対1円も損したくないというよりことにも、だれもが、ある程度の年齢で持ち家を持つというライフスタイルにもこだわるのはちょっと止めてみて、「自分にぴったりくる生活を実現するには住まいはどうしよう?」と家族と話し合うことから初めて見ると満足のいく住生活が送れると思います。

(コラム*つくしさん、ファイナンシャルプランナー資格を持つママライター)